つまみ花時計 ─ガーベラ─
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176枚の花弁を並べて重ねて作ったつまみ時計「ガーベラ」です。
二重の丸つまみを大きく高さを出すことで中心に向かって低くし、花から時計の針が出たような、花の上で針が進む形に仕上げました。
二重の丸つまみの外側はふんわり柔らかい大小の菱形。
大きく咲くにつれ外へ外へと押され、時間が経ってヒダが深くなった花弁に見えるでしょうか？もちろん菱形だからキラキラみたい！でもOKです。
二重の丸つまみと菱形の間には、内と外を大きくずらした二重の丸つまみを埋もれるように挿しました。ヒダが深くなり始めるころの花弁として、2つの形の違う形の花弁を繋いでいます。
時計の文字の代わりではなく盤面をつまみ細工にする時計、花の中から針が伸びてきたような「つまみ花時計」は、CHROMA×615という名前より先に生まれた他にはないオリジナル時計です。実物をご覧いただける機会があればぜひ見に来ていただきたい作品です。
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個人で活動する直前の頃。どんなつまみ細工があったらいいか？と友人に聞くと、花の形の時計はどうか？と。花の上で針が回るような形の。
それをそのままに作ったのが私のつまみ細工の時計。長らく名前に困ってたけど、このガーベラを作った時に「つまみ花時計」だと決まったのでした。
ずっと花時計という名前は頭にあったのですが、これはちょっと違うと思っていたのです。
高校時代に吹奏楽部で演奏した曲名「花時計」。大人になってからは、ハーブの本で香りで時間が分かるいうことを知りました。植物によって香る時間帯が違うのだそう。まさに花時計。
楽曲「花時計」にも同じような説明があった気がします。香りが漂う、香りで時間を知るようなイメージを膨らませて演奏したことを、なぜかことあるごとに思い出していて…。翌日、30年ぶりにYouTubeで「花時計」を聞くことができたのでした。30年、ずっと探していたので感慨深いです。
(そんなハーブの庭にしてみたいと思って買った本ですが、15年以上たっても庭は雑草の王国のままです。)
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大きさ
約150 × 150 × 70mm
素材
布：絹
盤：化繊
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